港湾工事で汚濁の拡散を防ぐために使われる汚濁防止膜の再利用を促進するため、再利用品の品質を評価する「濁防止膜再利用カーテン引張強度評価制度」を創設しました。
汚濁防止膜を貸し出すレンタル会社に協会認証ICタグを貸与。タグのナンバーで再利用履歴を把握し、その管理データ(製造年月日、使用実績)から再利用カーテンの引張強度評価値を速やかに確実に算出できます。
汚濁防止膜は、海洋や河川での浚渫工事や埋立工事において発生する汚濁を物理的に拡散防止し、周辺への濁りの影響を与えないようにする、膜体を主に構成されたフレキシブルな膜構造物です。
汚濁防止膜の基本構成は、汚濁の拡散を防止するためのカーテン部、カーテン部を浮かすためのフロート部、および固定するための係留索からなります。
汚濁防止膜は、港湾工事等において汚濁が発生する場合、その拡散を防ぎ、環境を保全するものとして広く活用されてきました。そして近年、汚濁防止膜カーテンについては再利用品を使うことが多くなってきました。
汚濁防止膜はカーテンに用いられるポリエステル織布は、使用環境、使用期間、使用方法等により程度が異なるものの、一般に経年劣化により大幅に強度低下する性質をもっています。
当協会においては、再利用カーテンについて、使用期間と経年劣化の関係を明らかにするため、一般財団法人港湾空港総合技術センター(SCOPE)とともに、実態調査を含めた技術的検討を進めてまいりました。その結果を踏まえ、平成25年9月、「汚濁防止膜技術資料(案)」がSCOPEより発行されました。
これをもとに、当協会は海洋環境保全技術委員会を設置し、汚濁防止膜再利用カーテンの引張強度を評価することについて所要の検討を進めてきたところではありますが、事旅、新しく「汚濁防止膜再利用カーテン引張強度評価制度」を創設し、運用する事と致しました。
「汚濁防止膜再利用カーテン引張強度評価制度」の評価を受けるには
「引張強度評価証明システム」への利用申請が必要となります。
「汚濁防止膜再利用カーテン引張強度評価制度」は、ICタグを利用して個々の汚濁防止膜を登録し、その利用状況をデータベースに記録、管理して履歴を明らかにし、再利用時のカーテン強度を評価するものである。
この制度が信頼され、広く活用されるためには、個々の汚濁防止膜の履歴が性格に記録され、管理されることが不可欠である。
この制度は初めて作られたものであり、運用していく過程で種々の課題が発生することも考えられる。
このため、システム管理運営体制を整備し、行政、研究者等による管理運営委員会を設けて、適切な管理運営と課題への対応が図れるようにした。
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