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みなとミュージローブログ

2020年08月03日

「今月の逸品 ver.3」 vol.3 日本郵船歴史博物館の「諏訪丸 窓枠」

「今月の逸品ver.3」第3回目は、日本郵船歴史博物館の「諏訪丸 窓枠」です。

 「諏訪丸」(総トン数11,758トン)は1914(大正3)年9月、三菱合資会社(現、三菱重工業(株))長崎造船所で建造され、欧州航路に就航した貨客船です。船名は現在の諏訪大社からいただいています。内装は英国クラシック調で、ベルギーのアルバート皇帝皇后両陛下やチャーリー・チャップリンをはじめ多くの著名人も乗船するなど、長きにわたり親しまれました。

 ちなみに、現在も使われている、日本郵船を表す「二引(にびき)」のファンネルマークがつけられるようになったのは1929(昭和4)年3月からですが、第一船はこの「諏訪丸」でした。

 太平洋戦争中は海軍に徴用され、1943(昭和18)年3月28日、マーシャル諸島ウェーク島付近で潜水艦の雷撃を受けたため任意座礁、船体放棄されました。この窓枠は米国のパイロットが取り外し保管していたもので、戦後50年を記念して日本郵船に寄贈されました。戦前に建造された船の大半が失われてしまった中で偶然生き残ったこの窓枠は、歴史を語る逸品として、開館当初から常設展示されています。

 船らしい丸窓にはめ込まれた厚いガラスには大きな損傷も見られず、長い時間と数奇な運命を経たとは思えないほど良好な状態を保っており、船用品の頑丈さを改めて感じることができます。

 往年の航海中、そして戦時中、この窓からはどのような景色が見えていたのでしょうか。ぜひ、想像しながらご覧ください。

  
   諏訪丸

  
      ウェーク島沖で座礁する諏訪丸                         諏訪丸の窓枠


日本郵船歴史博物館の情報はこちら



at 15時00分

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