

第24回「学芸員のつぶやき」は日本海交流センター・帆船海王丸(海王丸パーク)の東井航平さんです。
今回の「学芸員のつぶやき」では、海王丸パーク(富山県射水市)に恒久係留されている帆船海王丸について紹介します。
帆船海王丸は、姉妹船・日本丸とともに日本の海運に寄せる期待を込めて建造された練習帆船です。1930年(昭和5年)2月14日に進水して以来、約59年間に106万海里(およそ地球50周分)を航海し、11,190名の海の若人を育てあげた歴史をもちます。
現役航海を終えてからは海王丸パークに係留されており、当財団では乗船見学を受け付けているほか、海王丸を活用した各種イベントを実施しています。
イベントの中でも目玉となるのが、海王丸船員とボランティアの協力により、海王丸の全29枚ある帆を広げるイベント「総帆展帆」です。白く輝く帆を広げ、現役当時を彷彿とさせる海の貴婦人の優美な姿は必見です。当財団では随時ボランティアを募集しておりますので、ご興味のある方はぜひ、公式HPに掲載している募集要項をご覧いただくか、お電話にてお気軽にお問い合わせください。
海王丸は本年(2025年)、進水後95周年を迎え、節目となる100周年が近づいてきています。歴史ある帆船を次世代に引き継ぐため、当財団では日々のメンテナンスを行いながら、2027年度中の実施を控える船体の大規模修繕に向けた準備を進めている状況です。
より良い形で100周年を迎えられるよう、先述した乗船見学やイベントの開催などを継続していくことに加え、地域の賑わいづくりにつながるような海王丸の保存・活用に努めてまいりたいと考えております。
(公財)伏木富山港・海王丸財団
総務課主事 東井航平

