

第19回「学芸員のつぶやき」は海とくらしの史料館の大池 明さんです。
鳥取県境港市にある、海とくらしの史料館は700種類4000体の魚のはく製を収蔵している民俗資料館です。
日本で一番大きなマンボウのはく製(275㎝)、リュウグウノツカイ(420㎝)、ホホジロザメ(380㎝)、クロマグロ(240㎝)など大型はく製の他、貝類も200種以上見ることができます。特にサメは40種、展示をしており、ウバザメ(幼魚)やクラカケザメなど珍しいサメも展示しています。
そして、収蔵数の殆どを占めているハリセンボンを天井に配した「ハリセンボン通り」は、「正気の沙汰ではない」と言われますが、フォトスポットになっています。
しかし、展示をしているのは「はく製」だけではありません。旋網漁船のパワーブロック(旋網を船上に収納する揚網機)やスクリューの他、刺網漁船「みなと丸」を一艘丸ごと展示しており、乗船をすることができます。もとは、中海(なかうみ)を中心に操業していた木造船でした。 また、帆船やコンテナ船、捕鯨用キャッチャーボートの船舶模型や2010年まで使用していた、灯台のフレネルレンズ(5等)も展示をしています。
このような展示をしている当館は、1994年に開館し、2024年で開館30周年を迎えました。従って、施設は古くなり、30年前のギミックを修理するのに、手間も時間もお金もかかるようになり、どうしたものかと思案をしていました。
ところが昨年、思いが報われたわけではありませんが、改装をすることが決まりました。その喜びは、改装に先駆けてイメージソングを作ってしまうほどでした。タイトルは「Observe Fish」。
現在、インストゥルメンタルを館内で放送しています。改装は数年先になりますが、収蔵品の魅力があふれる素敵な施設にするために、他施設の情報を鋭意収集しています。
また、改装の際に、皆様にご協力をお願いすることがあるかも?しれませんが、その際は、何卒よろしくお願いします。
海とくらしの史料館 館長 大池 明

