最新情報News

ミュージローブログ
今月の逸品 vol.1 東京みなと館の慶長小判
ミュージロー
2011/10/20
東京都
三角旗

「今月の逸品」スタートは、東京みなと館の慶長小判です。


この小判は、昭和39年、深川有明町の埋立地(現在の有明コロシアム周辺。当時は海岸線波打ち際)で発見され、当時の新聞を大いに賑わしました。その結果、埋立地で時ならぬゴールドラッシュが巻き起こりました。

 当時、発見された小判は2種類で、上記有明町からは慶長小判が、江東区潮見からは元文小判が発見されました。

 何故埋立地に小判があったのかは、正確なところはわかっていません。当時の新聞では「小判が出土した場所の土の色などから見ると、戦後捨てられた瓦礫や地下鉄工事現場等で発生した土砂の中からではなく、芝浦桟橋先あたりから運んだ戦前の土砂の中にあった」と報道されています。

 江戸湊は水深が2m以下の遠浅の港で、現在の芝浦桟橋付近には澪筋(千石船の航路)がありました。江戸初期に、そこを航行中の千石船が沈没したか或いは艀に積み替える際に海中に落としたかして、小判(千両箱?)は海底に没してしまいました。その後、数百年の時を経て、芝浦ふ頭付近の浚渫が行われ、その土砂は埋立に使われました。その中にこの小判が交じっていたのではないかと推測(推理?)が飛び交いました。




東京港の歴史が生んだロマンとして非常に興味深い逸品です。


ちなみに、財産的価値がどのくらいかと申しますと、平成8年頃にTVの「開運!なんでも鑑定団」に出品され、1650万円の値がつけられました。当時の会計上の財産価格は168万円とされていますので、約10倍の評価額がつけられたことになります。(同時に「21世紀に残したいお宝・殿堂入り」に認定されました。)

実を言えば、この小判は東京都の財産であり、現在も港湾局において厳重に保管されています。公開されたのは、平成8年12月から平成9年3月までで、東京みなと館がオープンした時に展示したのが、最初で最後となっています。


公開には厳重な警戒やそれなりの設備が必要となりますが、いずれ再度公開できるよう取り組んでまいります。みなさん、乞うご期待。

公開当時のチラシです




泡
灯台

Pagetop