最新情報News

ミュージローブログ
今月の逸品 vol.3  日本郵船歴史博物館の「伏見丸銀製模型(1/400)」
ミュージロー
2011/12/21
東京都
三角旗
  • 籾山艦船模型製作所の世界-幻のモデルメーカーが残した商船模型

    籾山艦船模型製作所の世界-幻のモデルメーカーが残した商船模型

「今月の逸品」第3回は、日本郵船歴史博物館の「伏見丸銀製模型(1/400)」です。


写真の模型は、現在、日本郵船歴史博物館で開催中の企画展『籾山艦船模型製作所の世界-幻のモデルメーカーが残した商船模型』で展示中の、「伏見丸銀製模型(1/400)」です。
  この模型は、2011年6月に寄贈された、日本郵船3代目社長、近藤廉平(1848-1921)の遺品の中から見つかりました。
  当初、船名も由来も不明でしたが、偶然にも、半年後の企画展開催に向け調査中であったため、この模型は、戦前のモデルメーカー、籾山(もみやま)艦船模型製作所製「伏見丸」であると判明しました。
  伏見丸は、近藤が、1919(大正8)年、パリ講和会議の随員として、アメリカ経由でパリへ向かう際、ヴィクトリアまで乗船した日本郵船の貨客船で、ゆかりの深い船であることから、記念に贈呈されたと考えられます。




▲ 製作当時の伏見丸銀製模型
(籾山艦船模型製作所作品記録写真データより※)  ※泉江三氏ご提供



籾山艦船模型製作所は、1912(明治45)年創業のモデルメーカーで、造船所が完成前に船主に渡す、ビルダーズモデルと呼ばれる船舶模型をはじめ、飛行機、機関車、橋梁模型など、公式図面に基づいた精巧な模型を数多く残しています。特に銀製模型は、独自の美しい加工技術に定評があったといい、皇室などへの献上、贈呈用に多く作られたようですが、そのほとんどは、現存が確認されていません。また、写真で確認できるものも艦船ばかりなので、今回のように商船の銀製模型が発見されたのは、大変めずらしいといえるでしょう。


企画展は、2012年4月1日まで開催中ですので、ぜひこの機会に実物をごらんに足をお運びください!




泡
灯台

Pagetop