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今月の逸品vol.16 日本海交流センター・帆船海王丸(海王丸パーク)の「帆船海王丸」
ミュージロー
2013/01/31
富山県
三角旗
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「今月の逸品」第16回は、日本海交流センター・帆船海王丸(海王丸パーク)の『帆船海王丸』です。


帆船海王丸

<沿革>
 伏木富山港の海王丸パークに浮かぶ帆船海王丸は、商船学校の生徒に訓練を行う航海訓練所の大型練習帆船として、昭和5年(1930年)姉妹船帆船日本丸とともに、神戸の川崎造船所で建造されました。地球約50周(約106万海里)を航海し、延べ11,000名余りの海の若人を育てました。また、昭和35年の日米修好通商百年祭をはじめ、カナダ建国百年祭に参加するなど、主に太平洋各地の港に寄港し、国際親善に寄与し、友好の輪を広げてきました。
平成元年、海王丸(二世)の竣工に伴い、59年間に及ぶ練習船としての使命を終え、同年9月に帆船海王丸記念財団(現 伏木富山港・海王丸財団)へ移管され、翌年4月から一般公開を開始し、青少年錬成の場としても活用され、開示思想の普及に貢献しています。


<主な事業内容>
 一般公開
帆船海王丸は、年間を通して見学することができます。現役当時の姿を今に残し、海に浮かぶ生きた帆船として保存されており、このように公開・活用されているのは、横浜港に浮かぶ姉妹船帆船日本丸とともに世界でも類を見ない存在となっています。
 総帆展帆
「海の貴婦人」と愛称される帆船海王丸の最も美しい姿を披露するために、毎年4月から11月にかけて、年10回、訓練を積んだボランティアの方々の手で29枚全ての帆を広げます。
 海洋教室
次代を担う青少年に、帆船海王丸での団体生活やセイルトレーニングを通じて、海、船、港に親しみ、友愛、協調性、責任感の大切さを経験してもらえる海洋教室を開催しています。
 ボランティアの養成・指導
総帆展帆を行うには約100名の乗組員が必要となります。また、これに使われる帆(セイル)は、伝統的な海の技術を使い、すべて人の手で縫って作製します。これらを担うボランティアを養成・指導しています。


<公開時間>
  午前9時30分から午後5時まで
  ただし、夏季(7月下旬~8月)は午後6時まで
  乗船は、終了時刻の30分前までにお願いします。


<非公開日>
  月曜日(祝日、振替休日にあたる日は公開します。この場合、火曜日が非公開日になります。)
  祝日の翌日(土曜日、日曜日にあたる日は公開します)
  年末年始、船体整備期間中(11月上旬~3月下旬)




海王丸船尾近くのタイムベル(時鐘)を鳴らすと、「幸せを呼ぶ」と乗船客の間で話題になっています。
海王丸は昭和5年2月14日に進水し、59年余りの間に百万海里以上を航海し、1万人を超える海の若人を育てました。タイムベルは、現役の練習船時代には、訓練生へ鳴らす回数で時刻を知らせていたもので、歴代の訓練生、そして今でもボランティアや乗組員の手で丁寧に磨かれ、「海王丸」などの刻印も消えかかっていますが、真ちゅう色に光り輝き、海辺に深みのある穏やかな音色を響かせてくれます。 
大勢の船乗りに見守られてきたことから、タイムベルには不思議なパワーがあるとされ、また海王丸の誕生日が、愛の誓いの日と言われるバレンタインデーでもあることから、鐘を鳴らす男女のカップルも多いようです。
皆さんも海王丸に乗船された際には、幸せの鐘を鳴らしてみませんか。




海王丸船内の一室に、マスト上からの絶景を再現しました。足元をながめると3D写真によって目もくらみそうな高さが体験でき、周りを見渡すと壁一面のパノラマ写真によって、冠雪をみた北アルプス立山連峰を眺望することができます。マストに登ってみたくなったら、展帆ボランティアに登録・参加してみましょう。



泡
灯台

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