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「今月の逸品ver.2」 vol.11 物流博物館の「映画『海と陸をむすぶ』」
ミュージロー
2018/03/05
三角旗

「今月の逸品ver.2」第11回目は、物流博物館の「映画『海と陸をむすぶ』」です。


 映画「海と陸をむすぶ」は昭和35年の海運業務を記録した作品です。
 物流博物館では江戸時代以降の物流に関するさまざまな資料を収蔵していますが、特徴的なコレクションとして、昭和20年代~50年代の物流に関する約300点の映画フィルムがあります。これらはその時代の物流業界や社会一般について考察する上で貴重な資料です。
 映画フィルムについては保存・活用のため計画的にデジタル化を行っており、これまでに約100点の作業を完了しました。本作品をはじめデジタル化した一部の作品は常設展示室内の映像ブースでご覧になることができます。

「海と陸をむすぶ」   昭和35年(1960)/カラー・ワイド/30分/企画・製作:日本通運㈱
 
<製作スタッフ>
製作:斉藤久/脚本:八木仁平/演出:野田真吉・長野千秋・山本敏之・武井義尚/
撮影:上村龍一・義江道夫・坪井静雄・吉田健一/照明:高橋壱雄/録音:金谷常三郎/音楽:間宮芳生・岡田和夫/解説:高島 陽/現像:東洋現像所

<内容>
 日本通運㈱の海運業務を紹介したPR映画。日本各地の中心的な港を取材した大作で、当時の港湾の光景や荷役作業をワイド映像で紹介しています。登場する主な内容は、アメリカ向けの玩具、東南アジア・中近東向けのタイヤなどの輸出品の荷役作業、工業塩や無煙炭、リン鉱石、羊毛、小麦などの輸入原料の荷役作業、マツダ製小型トラックのクレーンによる荷揚げのようす、瀬戸内海航路を運ばれる雑貨、メタノールを運ぶタンカー艀、ソ連船の曳航する海洋筏、北朝鮮帰還者の引き揚げ荷物の輸送など。作品の最後には、石炭積み出しを自動化した室蘭の大規模な日通埠頭が紹介されています。

泡
灯台

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