最新情報News

ミュージローブログ
「今月の逸品ver.2」 vol.21 新上五島町鯨賓館ミュージアム の「魚目浦絵図(新上五島町指定文化財)」
ミュージロー
2019/02/06
三角旗
  • 展示の様子

    展示の様子

  • 魚目浦絵図

    魚目浦絵図

「今月の逸品ver.2」第21回目は、新上五島町鯨賓館ミュージアム の「魚目浦絵図(新上五島町指定文化財)」です。


 17世紀後半、当時の魚目村と有川村の間で、有川湾での漁業に関わる海境論争が起こりました。この絵図は魚目村側が江戸の評定所に資料として提出するために、貞享5年(1688)長崎の絵師、溝口七郎兵衛によって描かれた絵図2枚のうちの控えです。この控えは、もともと五島富江家に伝わっていましたが、昭和8年(1933)、似首の事代主神社の火災で原本が焼失したために、神社再建の折、同家から贈られたもので、現在、鯨賓館ミュージアムにて所蔵しています。昨年、修復作業を実施し、常設展示しています。
 この絵図には、当時の主要な漁場、地名の由来、歴史、神社など詳細に記されており、新上五島町の江戸時代初期に描かれた数少ない絵図の一つで、大変貴重な資料です。

泡
灯台

Pagetop