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「今月の逸品ver.2」 vol.32わかちく史料館の「若松港築港関連施設群」
ミュージロー
2020/01/09
三角旗
  • 東海岸係船護岸 1892年に防波堤として建設された石垣です。延長1700mのうち約850mが護岸として現存しています。

    東海岸係船護岸 1892年に防波堤として建設された石垣です。延長1700mのうち約850mが護岸として現存しています。

  • 測量基準点 明治時代に使用された測量基準点です。わかちく史料館敷地内に当時の標石をそのまま展示しています。

    測量基準点 明治時代に使用された測量基準点です。わかちく史料館敷地内に当時の標石をそのまま展示しています。

「今月の逸品ver.2」第32回目は、わかちく史料館の「若松港築港関連施設群」です。

明治初期までの洞海湾は、干潮時にはほとんどの地盤が露出するほどの遠浅の内海でした。明治23年以降若松港は、筑豊炭田からの石炭を積出す港として開発され、大型船が運行できるよう浚渫により航路を確保し、積出岸壁も整備されました。そして、大正期には日本最大の石炭積出港として繁栄しました。
そこで歴史的土木構造物の保存に資するものとして、令和元年11月16日に『土木学会選奨土木遺産』に若松港が認定されました。その関連施設群のなかから[東海岸係船護岸]・[測量基準点]の紹介です。

<施設情報>
1890年に若松築港会社(現・若築建設株式会社)が設立され、洞海湾の港湾整備や運営管理を一手に担いました。それにより石炭の輸送効率が飛躍的に向上しました。その後、若松港は日本一の石炭積出港へと発展し北九州工業地帯の骨格が形成されました。
わかちく史料館では、若松と共に歩んできた当社の軌跡をたどりながら、洞海湾の開発事業の歴史や石炭景気に沸いた当時の人々の暮らしに触れることができます。往時を伝える貴重な資料が多数展示され、写真、映像、模型をはじめとした豊富なコンテンツで大人から子供まで楽しく学べるようになっています。


施設名:わかちく史料館      住所:福岡県北九州市若松区浜町1-4-7   TEL:093-752-1707 
開館時間:10:00~16:00    定休日:月曜日・祝祭日・年末年始
アクセス:・JR戸畑駅より若戸渡船に乗船 若松渡場より徒歩約5分    ・JR若松駅より徒歩約15分

入館料:無料           駐車場:有  
予約:団体の場合予約必要    見学所要時間 約 40分

泡
灯台

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