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みなとミュージローブログ

2019年10月01日

「今月の逸品ver.2」 vol.29琴平海洋博物館の「焼き玉エンジン」

「今月の逸品ver.2」第29回目は、琴平海洋博物館の屋外展示場に展示している「焼き玉エンジン」です。

 琴平海洋博物館の屋外展示場にある焼玉エンジンは、香川県高松市に本社を置く株式会社槙田鉄工所(現在:株式会社マキタ)が1961年(昭和36)に制作したもので、3気筒、出力・回転数は100馬力/345rpm、シリンダ径・工程は340mm/380mmで、石材運搬船に搭載されていたものです。
 焼玉エンジンは、1890年(明治23)頃イギリスで開発されたレシプロ内燃機関の一種で、焼玉と呼ばれる鉄製の球を熱して、その熱によって燃料を気化した上で燃焼させ動力を得るものです。
 簡便な構造で高い工作精度を必要としないことから製造が容易であったため、多くの中小メーカーが製造していました。
 また、小型船舶等に適しており、始動に時間がかかり、ある程度熟練を要するものの、取扱いや整備はディーゼルエンジンほどの高度な技術を要さなかったため、戦前の日本では広く普及していました。
 しかし、燃料消費量が多く出力も上げることができないため、1965年(昭和40)以降の船舶用エンジンのディーゼル化により次第にその姿は消えていきました。現在、焼玉エンジンが保存されていることは非常にめずらしく、当館の貴重な実物展示品です。

 

 琴平海洋博物館の情報はこちら

at 10時26分

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