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みなとミュージローブログ

2013年10月07日

山下公園から出土した関東大震災のガレキ

こんにちは、横浜みなと博物館の志澤です。
皆さんご存知のように、今年は関東大震災から90年目にあたります。横浜みなと博物館では、11月17日(日)まで、地震発生から復旧、復興を遂げ、新たな発展に向けスタートをきる横浜港の姿を紹介する企画展「横浜港と関東大震災―震災からの復興―」を開催しています。
横浜市民の憩いの場であり、観光名所でもある山下公園は、関東大震災の復興事業でつくられたものです。
震災によって外国の商館が多くあった山下町の石造り・煉瓦造りの建造物のほとんどが倒壊。市内では大量のガレキが発生し、その処理が大きな課題になりました。ガレキの多くは地盤沈下した土地の嵩上げに使われ、残った一部はガレキ捨て場に指定された山下町の海岸にも捨てられました。ガレキで埋め立てられた場所は公園にすることになり、ガレキの上に山手隧道掘削の土砂や市内河川の浚渫土砂が加えられ、1930(昭和5)年山下公園として開園しました。災い転じて山下公園になったわけです。日本初の臨海公園の誕生です。
横浜みなと博物館では、関東大震災からの横浜復興のシンボルでもある山下公園を、今回の企画展「横浜港と関東大震災」に合わせて、8月26日にボーリング調査しました。学術的な調査としては初めてのボーリングです。関東大震災の記憶を目に見えるかたちで提示し、記録するのが目的です。場所は赤い靴の女の子の像の近く。地表から地下6メートルまでボーリングした結果、地下1.9メートルから4.5メートルの間から、煉瓦や瓦、スレート、碍子(?)、陶器・磁器、ガラスなどの建物や生活用品の破片が出てきました。4.5メートルから下は元の海岸部分です。ボーリング調査の様子は、たくさんのテレビや新聞に取り上げられましたのでご覧になった方もいるかと思います。
企画展では、山下公園の図面とともに、ボーリングで出土した90年前の震災のガレキを展示しています。是非ご見学ください。





 ボーリングコア 上と真ん中のコアには、レンガや瓦、陶片がみえる



 山下公園でのボーリング作業


at 15時38分

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