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みなとミュージローブログ

2015年02月19日

新着資料の紹介コーナー 第8回「呉市海事歴史科学館 大和ミュージアム」

今回、新着資料としてご紹介するのは、呉市海事歴史科学館 大和ミュージアムの「ワトキン傾斜計」です。

   


日本で潜水艦部隊が創設されたのは,日露戦争直後の明治38(1905)年10月のことです。呉は,昭和4(1929)年に呉海軍工廠内に潜水艦部が設置されるなど,潜水艦開発と製造の拠点となりました。日本海軍で建造された潜水艦234隻のうち,呉海軍工廠では終戦までのあいだに51隻が竣工しました(他に実験艦,潜水作業船がある)。
ここで新着資料として紹介する「ワトキン傾斜計」は,潜水艦乗組員が潜航中,船体の傾斜角度を測るのにもちいました。傾斜計の円筒部分を回転させ,水泡を中央に合わせ円筒の目盛りで傾斜角度を測定します。
本資料は,呉市の潜水艦乗組員の養成をおこなった海軍潜水学校で使われたもので,平成26年より常設展示室「呉と太平洋戦争」コーナーにおいて展示しています。

      

呉市海事歴史科学館 大和ミュージアムの情報はこちら


at 10時41分

2015年01月16日

新着資料の紹介コーナー 第7回「神戸海洋博物館」

今回、新着資料としてご紹介するのは、神戸海洋博物館の「赤い橋」です。



【資料の名称】
「赤い橋」2005年制作 (アクリル8号 額装)

 この作品は、神戸市生まれで日本美術家連盟会員の 桜井 陽彦(さくらい はるひこ)画伯(現在:大阪府高槻市在住)から、同画伯の画業60周年を記念して生誕地である神戸の神戸海洋博物館に寄贈されたもので、神戸港に架かる赤い神戸大橋と港に停泊する船の風景が描かれています。
桜井 画伯の説明によれば、午後の日差しが赤い神戸大橋を照らし、港に停泊する船の影が波にゆらゆらと揺れている様子を絵画で表現されたようです。
 尚、展示に際しては寄贈絵画に加え、同画伯の画集、色紙、画葉書も展示ケース内で紹介しています。



【展示場所】
神戸海洋博物館2階ギャラリー

【桜井陽彦(さくらい はるひこ)画伯 画歴】はこちら

神戸海洋博物館の情報はこちら

at 12時00分

2014年12月10日

「新着資料紹介」のコーナー 第6回「名古屋海洋博物館・南極観測船ふじ」

今回、新着資料としてご紹介するのは、名古屋海洋博物館・南極観測船ふじの「写真パネル(ふじとペンギン)」です。


日本の初代南極観測船「宗谷」は第1次から第6次までの日本南極観測隊の輸送支援に就いたのち、1962年に任務を終えました。
その後、日本の南極観測は3年間の休止期間をおき、1965年に再開されます。この時に就役したのが「ふじ」です。
「ふじ」は第7次から第24次南極観測隊まで計18回の南極観測に携わりました。

今回ご紹介する新着資料は、「ふじ」の処女航海にあたる第7次南極観測隊に記録係として参加された海老原武雄さんから寄贈していただいた写真パネル5点のうちの1枚です。
氷海に浮かぶ「ふじ」とコウテイペンギン(エンペラーペンギン)の姿が収められたこの貴重な写真は、現在南極観測船ふじ2階の「ふじライブラリー」で展示されています。

来年、南極観測船ふじは、名古屋で博物館として開館してから30周年、そして2代目南極観測船として建造されてから50周年の節目の年を迎えます。
はるばる日本からやってきた「ふじ」を、まるで守っているかのように立っているペンギンたちの愛らしい姿を見に、ぜひ名古屋にお越しください。

名古屋海洋博物館・南極観測船ふじの情報はこちら

at 11時08分

2014年11月18日

「新着資料紹介」のコーナー 第5回「フェルケール博物館」

今回、新着資料としてご紹介するのは、フェルケール博物館の「フォグホーン(霧中号角)」です。


 
 

  

フォグホーンは手動で音を発生させる霧中信号器で、霧などで視界不良のとき、航行中の船舶や投錨中の船舶の衝突を防ぐために鳴らします。その性能は、1海里(1,852m)以上に達する信号音を6秒以上連続で発声するものとされています。
フォグホーンは、手鞴を押して音を出すものが主流ですが、なかには2つの鞴を交互に押す箱型のものや、ハンドルを回して音を出すサイレン式のものもあります。



昔の清水港では新年を迎えるにあたり、日付が変わった瞬間にフォグホーンを1回長く鳴らし、そのあと盛大に花火をあげていたそうです。現在では、停泊中の船舶が一斉に汽笛を鳴らしています。港町ならではの風物詩ですね。
今度は清水港で新年を迎えてみてはいかがでしょうか。

フェルケール博物館の情報はこちら

at 11時26分

2014年10月17日

「新着資料紹介」のコーナー 第4回「横浜みなと博物館」

今回、新着資料としてご紹介するのは、横浜みなと博物館の鉄螺旋杭(スクリューパイル)の動画です。


     


     

下部に船のスクリュープロペラのような螺旋沓(スクリュー)をつけたこの鉄の棒は、横浜港の大さん橋を100年間、海底から支えていた鉄杭です。
横浜港は、開港して30年たっても、船を横付けできる港の施設がありませんでした。1894(明治27)年3月にようやく、横浜港の最初の築港工事で大さん橋が建設されました。設計はイギリス人技師H.S.パーマー。鉄螺旋杭(スクリューパイル)約570本を海底に貫入して、その上に床板を張って、船が横付けできるようにしたものです。1本ずつ人力で捻じ込まれました。鉄杭でできているので鉄桟橋といいました。この鋳鉄製螺旋杭(スクリューパイル)はイギリス・グラゴーのバロー・フィールド鉄工所製。鉄杭のスクリューは、支持力を高めるために取りつけられたものです。スクリューの直径は約150㎝。杭の直径は約30㎝。4本の杭をつないで約16~20mにして使用しました。
鉄杭は高価でしたが、当時ヨーロッパでは実績があり施工上信頼性のある工法でした。パーマーは信頼できる母国の技術を横浜港に導入したのです。日本では、1870(明治3)年の大阪の高麗橋をはじめ、武庫川鉄橋、羽根田燈台、港では1876(明治9)年の神戸鉄道桟橋が最初でした。横浜港の後も大阪港大桟橋、名古屋港桟橋も鉄螺旋杭(スクリューパイル)で建設されました。
横浜港では、第2期築港工事(1899~1917年)の大さん橋拡張工事で新しい杭が増設され、また関東大震災の復旧工事では大きな被害を受け新替されました。その後は大さん橋再整備工事にともない1994(平成6)年にすべて引き抜かれるまで、ずっと大さん橋を支えてきました。
紹介した鉄螺旋杭(スクリューパイル)は、この時引き抜かれた1本です。鉄螺旋杭(スクリューパイル)は何本か保存されていますが、創建時のものはこれだけです。横浜港建設の歴史を物語る鉄螺旋杭(スクリューパイル)です。

この大さん橋ができて今年で120周年。これを記念して当館では企画展「日本の海の玄関 大さん橋物語」を11月24日(月・振休)まで開催中です。時代とともに姿を変えてきた大さん橋を紹介しています。展示の中で、今回初めて、鉄螺旋杭(スクリューパイル)をどうやって海底に捻じ込んだのかの画像化(動画)を試みました。当時の人々の知恵と工夫を是非ご覧ください。





at 11時54分

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