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みなとミュージローブログ

2014年03月18日

今月の逸品vol.29長崎県新上五島町鯨賓館ミュージアムの「セミ鯨のヒゲ板を使った応接セット」



「今月の逸品」第29回は、長崎県新上五島町鯨賓館ミュージアムの「セミ鯨のヒゲ板を使った応接セット」です。


昭和6年 、本町出身の原萬一郎氏は当時東洋一と言われた東洋捕鯨株式会社の3代目社長に就任しました。
原萬一郎氏は沿岸捕鯨で捕れる鯨の減少から母船式遠洋捕鯨に着目し、昭和9年南氷洋で試験的に初めて捕鯨を行いました。
この応接セットは南氷洋捕鯨が盛んに行われた頃に作られたもので、藤を巻いているように見える部分がすべて鯨のヒゲ板を加工したもので出来ています。ヒゲ板をテーブルや椅子の周囲すべてにまいており、世界でもめずらしい大変貴重なものとなっています。



崎県新上五島町鯨賓館ミュージアムの情報はこちらへ




at 14時50分

2014年02月05日

今月の逸品vol.28博多港ベイサイドミュージアムの「コンテナクレーン体験ブース」


「今月の逸品」第28回は、博多港ベイサイドミュージアムの「コンテナクレーン体験ブース」です。


博多港ベイサイドミュージアムは,博多港のシンボル,博多ポートタワーの真下にあるミュージアム。
ここでは,子供から大人まで,博多港の役割や歴史について,パネルや模型などで楽しく学ぶことができます。なかでもオススメなのが,「コンテナクレーン体験ブース」。
モニターを見ながら,まるで自分でコンテナを吊り上げているような気分になれると好評です。
港や高速道路でよく見かけるコンテナ貨物ですが,どうやって船から揚げ積みされているかは意外と知らない人も多いかもしれません。ぜひ体験してみてください。

【博多港ベイサイドミュージアム】


【コンテナクレーン体験ブース(「ポートくん」が体験中)】

※「ポートくん」・・・博多ポートタワーをモチーフにした博多港のマスコットキャラクター。活動状況は,公式facebookで。


ミュージアムの後は,そのまま博多ポートタワーへ。
レトロな外観を持つこのタワーは,長らく福岡の街を見守ってきました。1964年に竣工し,今年で50周年になります。
設計したのは,「塔博士」とも呼ばれた内藤多仲氏。氏が設計した,名古屋テレビ塔,通天閣,別府タワー,さっぽろテレビ塔,東京タワーとともに,「タワー六兄弟」の1つに数えられます。
歴史的な建造物であるこのタワー自体が,福岡の「逸品」と言えるかもしれません。
地上70mにある展望室からは,博多湾や福岡の街を360度の大パノラマで望むことができ,オススメです。




        【博多ポートタワー】

博多ポートタワー,博多港ベイサイドミュージアムともに,年中無休で入場無料です。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。

博多港ポートタワー・ベイサイドミュージアムの情報はこちらへ


at 15時35分

2014年01月09日

今月の逸品vol.27 関門海峡ミュージアムの「海峡アトリウム」

「今月の逸品」第27回は、関門海峡ミュージアムの「海峡アトリウム」です。

関門海峡ミュージアムのシンボル空間ともいえる「海峡アトリウム」。
そこには関門海峡の歴史をたどる、光と音と映像の世界が待っています。空間全体に海底を思わせるような柔らかな光が揺らぎ、見上げると巨大な船底のような形が見えます。そこは心地よく、優しい光に満ちていて、海の中に抱かれたような感覚を味わえます。


この空間全体をプロデュースしたのは、ライティングデザイナーの海藤春樹さん。関門海峡ミュージアムのシンボルともいえるこの空間を、ファンタジックに演出しています。
天井から降りてくるのは、不思議な形の透過型巨大スクリーン。一方、アトリウムの底からも球体スクリーンが立ち昇ります。その二つのスクリーンに、関門海峡の歴史の記憶を呼び覚ます、映像ストーリーが展開されます。この映像を創り出したのは、映画監督の石井聰亙さん。アトリウム空間をめぐるスロープを上がり、好きな場所から映像をお楽しみください。



また、アトリウムを、音の舞台へと演出したのは、音響デザイナーの井手祐昭さん。音を高さ方向に拡げる「立体音響」という技術を駆使しながら、正倉院の復元楽器を含むオーケストラ演奏でドラマチックに仕上げています。世界でも類をみない、この素晴らしい技術が使われているアトリウムは、音響空間としても国内有数のものであるといえるでしょう。


 この特殊な空間を利用して、2014年1月18日公開の映画「黒執事」の撮影が行われています(高級クラブの設定)。公開直前の12月にはこのアトリウムで、「映画黒執事セット再現ウィーク」として撮影時のセットを再現し、主演の水嶋ヒロさんや剛力彩芽さんが着用した衣装等の展示を行いました。

 皆様もぜひ一度お越しください。非日常的な空間で、心も体もリセットできますよ。


関門海峡ミュージアムの情報はこちら


at 10時15分

2013年12月05日

今月の逸品vol.26 琴平海洋博物館(海の科学館)の「西洋軍艦構造分解図説」と「海岸備要」


「今月の逸品」第26回は、琴平海洋博物館(海の科学館)の「西洋軍艦構造分解図説」と「海岸備要」です。


 同図説は、文化5年に長崎通詞本木正栄の肉筆のもので、縦51㎝・長さ660㎝の巻物です。巻物には大砲を備えた「軍艦全図」、「船首側面ヲ示セルノ図」、「船首ノ正面ヨリ上段カンバント呼ブ所ノ下方ヲ見タル図」の他、航海器具などが細かく描かれています。
 元治元年坂本龍馬の所有となり、慶応3年には大洲藩の武田成章に譲ったことが箱に書かれています。
 通詞は、通訳のほかに貿易の事務も行い貿易の第一線に立って働いていました。通詞の組織が整ったのは、オランダ商館が平戸から長崎出島に移ってからのことで、通詞を取り締まる「オランダ通詞目付」が置かれてからです。その組織は目付の監督のもとに、「大通詞・小通詞、小通詞助、小通詞並、小通詞末席、稽古通詞、内通詞」などで、幕末になるとその人数はおよそ140人にもなりました。なお、本木家は元禄八亥年、通詞目付の職に就いています。
 また、本木正栄は文化5年長崎奉行より当家に蔵する砲術の書(和訳「新撰大砲打放名艦」)を訳して呈出せよと命ぜられましたが、正栄は和蘭人より直に聞いたことや他書を考索して附加えるなどして、「大砲図解、鋳造から硝石火薬の製造分量、装填の術、海防の為の砲台築城法」などを記述した「海岸備要(海岸砲術備要)」全五巻を完成しています。(当館所蔵)

西洋軍艦構造分解図説(琴平海洋博物館所蔵) 


海 岸 備 要(海岸砲術備要)(琴平海洋博物館所蔵)


平海洋博物館(海の科学館)の情報はこちら



at 11時09分

2013年11月06日

今月の逸品vol.25 瀬戸内海歴史民俗資料館の「垣立の型板」


「今月の逸品」第25回は、瀬戸内海歴史民俗資料館の「垣立の型板」です。

当館蔵の重要有形民俗文化財『瀬戸内海の船図及び船大工用具』の中に、360点の型板と型紙が含まれている。板図が縮尺十分の一の設計図なら、型板・型紙は原寸大で材に当てて象って切断するためにある。中でも側面の「垣立」の断面を象ったとみられる型板が小豆島の土庄町屋形崎から44枚収集され、うち43枚は廻船のものとみられる。
 そのうち40枚に墨書があり、年号の入るものでは「天保十三年」が最もふるく、「明治二拾二年」が最も新しい。「肥土山酒屋みせ船」「屋形崎村喜八郎舩」というように船主の名が入るものが最も多い。また、「かき立」「かきだつ」「かきたつ」という部位名が入るものが4枚ある。
 小豆島北岸には造船所が多く、これらが見つかった石床造船所からは固定舵が描かれている明治27年の合の子船の板図も収集されており、往時がしのばれる。
            (瀬戸内海歴史民俗資料館主任専門職員 織野英史)


瀬戸内海歴史民俗資料館の情報はこちらへ

at 10時02分

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