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みなとミュージローブログ

2014年01月09日

今月の逸品vol.27 関門海峡ミュージアムの「海峡アトリウム」

「今月の逸品」第27回は、関門海峡ミュージアムの「海峡アトリウム」です。

関門海峡ミュージアムのシンボル空間ともいえる「海峡アトリウム」。
そこには関門海峡の歴史をたどる、光と音と映像の世界が待っています。空間全体に海底を思わせるような柔らかな光が揺らぎ、見上げると巨大な船底のような形が見えます。そこは心地よく、優しい光に満ちていて、海の中に抱かれたような感覚を味わえます。


この空間全体をプロデュースしたのは、ライティングデザイナーの海藤春樹さん。関門海峡ミュージアムのシンボルともいえるこの空間を、ファンタジックに演出しています。
天井から降りてくるのは、不思議な形の透過型巨大スクリーン。一方、アトリウムの底からも球体スクリーンが立ち昇ります。その二つのスクリーンに、関門海峡の歴史の記憶を呼び覚ます、映像ストーリーが展開されます。この映像を創り出したのは、映画監督の石井聰亙さん。アトリウム空間をめぐるスロープを上がり、好きな場所から映像をお楽しみください。



また、アトリウムを、音の舞台へと演出したのは、音響デザイナーの井手祐昭さん。音を高さ方向に拡げる「立体音響」という技術を駆使しながら、正倉院の復元楽器を含むオーケストラ演奏でドラマチックに仕上げています。世界でも類をみない、この素晴らしい技術が使われているアトリウムは、音響空間としても国内有数のものであるといえるでしょう。


 この特殊な空間を利用して、2014年1月18日公開の映画「黒執事」の撮影が行われています(高級クラブの設定)。公開直前の12月にはこのアトリウムで、「映画黒執事セット再現ウィーク」として撮影時のセットを再現し、主演の水嶋ヒロさんや剛力彩芽さんが着用した衣装等の展示を行いました。

 皆様もぜひ一度お越しください。非日常的な空間で、心も体もリセットできますよ。


関門海峡ミュージアムの情報はこちら


at 10時15分

2013年12月05日

今月の逸品vol.26 琴平海洋博物館(海の科学館)の「西洋軍艦構造分解図説」と「海岸備要」


「今月の逸品」第26回は、琴平海洋博物館(海の科学館)の「西洋軍艦構造分解図説」と「海岸備要」です。


 同図説は、文化5年に長崎通詞本木正栄の肉筆のもので、縦51㎝・長さ660㎝の巻物です。巻物には大砲を備えた「軍艦全図」、「船首側面ヲ示セルノ図」、「船首ノ正面ヨリ上段カンバント呼ブ所ノ下方ヲ見タル図」の他、航海器具などが細かく描かれています。
 元治元年坂本龍馬の所有となり、慶応3年には大洲藩の武田成章に譲ったことが箱に書かれています。
 通詞は、通訳のほかに貿易の事務も行い貿易の第一線に立って働いていました。通詞の組織が整ったのは、オランダ商館が平戸から長崎出島に移ってからのことで、通詞を取り締まる「オランダ通詞目付」が置かれてからです。その組織は目付の監督のもとに、「大通詞・小通詞、小通詞助、小通詞並、小通詞末席、稽古通詞、内通詞」などで、幕末になるとその人数はおよそ140人にもなりました。なお、本木家は元禄八亥年、通詞目付の職に就いています。
 また、本木正栄は文化5年長崎奉行より当家に蔵する砲術の書(和訳「新撰大砲打放名艦」)を訳して呈出せよと命ぜられましたが、正栄は和蘭人より直に聞いたことや他書を考索して附加えるなどして、「大砲図解、鋳造から硝石火薬の製造分量、装填の術、海防の為の砲台築城法」などを記述した「海岸備要(海岸砲術備要)」全五巻を完成しています。(当館所蔵)

西洋軍艦構造分解図説(琴平海洋博物館所蔵) 


海 岸 備 要(海岸砲術備要)(琴平海洋博物館所蔵)


平海洋博物館(海の科学館)の情報はこちら



at 11時09分

2013年11月06日

今月の逸品vol.25 瀬戸内海歴史民俗資料館の「垣立の型板」


「今月の逸品」第25回は、瀬戸内海歴史民俗資料館の「垣立の型板」です。

当館蔵の重要有形民俗文化財『瀬戸内海の船図及び船大工用具』の中に、360点の型板と型紙が含まれている。板図が縮尺十分の一の設計図なら、型板・型紙は原寸大で材に当てて象って切断するためにある。中でも側面の「垣立」の断面を象ったとみられる型板が小豆島の土庄町屋形崎から44枚収集され、うち43枚は廻船のものとみられる。
 そのうち40枚に墨書があり、年号の入るものでは「天保十三年」が最もふるく、「明治二拾二年」が最も新しい。「肥土山酒屋みせ船」「屋形崎村喜八郎舩」というように船主の名が入るものが最も多い。また、「かき立」「かきだつ」「かきたつ」という部位名が入るものが4枚ある。
 小豆島北岸には造船所が多く、これらが見つかった石床造船所からは固定舵が描かれている明治27年の合の子船の板図も収集されており、往時がしのばれる。
            (瀬戸内海歴史民俗資料館主任専門職員 織野英史)


瀬戸内海歴史民俗資料館の情報はこちらへ

at 10時02分

2013年10月21日

今月の逸品vol.24 神戸大学海事博物館の「千石船の舵用材(実物)」




「今月の逸品」第24回は、神戸大学海事博物館の「千石船の舵用材(実物)」です。

船を操るためには舵が必要です。この用材は舵の中心部材である舵柱(だちゅう)の本体であると推定され、長さが7メートル30センチあります。江戸時代を全盛期に、かって日本周辺で物資の輸送を担った千石船(せんごくぶね)の巨大な船体を偲ぶことができるたいへん貴重な史料です。

昭和38年5月、兵庫県豊岡市津居山の瀬戸運河浚渫工事の際に河底で偶然発見され、津居山の照満寺境内に永らく保存・展示されていました。
2012(平成24)年9月15日、津居山・有志の皆様の千石船史料保存に向けた熱意とご厚意により当博物館に搬送・寄贈され、館内に展示されています。







===== ご案内=======

海事博物館では、常設展示に加え、ただ今「進水式絵葉書にみる船の変遷」と題して当館が収蔵する多数の進水式絵葉書の中から逸品を展示して船の進化を概説しています。

・開館日:月・水・金の13:30~16:00(祝日及び盆・正月前後の休館を除く)
・海事博物館事務室:078-431-3564(上記開館時間)
・阪神電車深江駅から南西へ徒歩約10分(国道43号線の南側)


神戸大学海事博物館の情報はこちら






at 14時18分

2013年09月10日

今月の逸品vol.23 四日市港ポートビル「うみてらす14」の「地上90mからの展望」



「今月の逸品」第23回は、四日市港ポートビル「うみてらす14」の「地上90mからの展望」です。




 四日市港ポートビル「うみてらす14」では、地上90mの高さから360度に広がる展望をご覧いただけます。
 四日市港や四日市の街並みはもちろん、お天気が良い日には鈴鹿山脈、知多半島沖にある中部国際空港「セントレア」や、御岳山も見ることができます。また、今年世界遺産に登録された「富士山」も見えた!なんていう噂もあります。
 また、コンテナの積み下ろしなどの作業の様子を間近に見下ろすことができる、数少ない場所でもあります。90mの高さから見ると、あんなに大きいコンテナが、まるでおもちゃのブロックのよう!トレーラーもまるでミニカーのように見えます。忙しく働くガントリークレーンの様子も、間近に見ることができます。
 また、このロケーションを活かしたイベントも多数開催しています。目の前に上がってくる花火を見る「四日市花火大会見学会」や、90mの高さで夕景、夜景をバックに素敵な音楽を楽しむ「クリスマスコンサート」、四日市港から昇る初日の出を見て、新年をお祝いする「初日の出を見る会」など、「うみてらす14」ならではのイベントとして、毎年多くの皆様にお楽しみいただいております。


 

  
 また、なんといっても近年非常に人気なのが、「うみてらす14」から見る「工場夜景」!
 四日市の夜景が「3(スリー)D(ディー)夜景」とも言われるのは、この「うみてらす14」から見下ろす工場夜景があるからこそ。毎週土曜日と、7月~11月の金曜日の夜は、この夜景を見に多くの方が訪れます。近くに見える第3コンビナートから、遠くの第2、第1コンビナートへと続く幻想的な夜景は、まさに「うみてらす14」の「逸品」といえます。

 

四日市港ポートビル「うみてらす14」の情報はこちら






at 11時13分

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