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みなとミュージローブログ

2014年06月10日

今月の逸品vol.32 東京海洋大学明治丸海事ミュージアムの「重要文化財明治丸と百周年記念資料館ならびに第1・第2観測台」


「今月の逸品」第32回は東京海洋大学明治丸海事ミュージアムの「重要文化財明治丸と百周年記念資料館ならびに第1・第2観測台」です。


 明治丸海事ミュージアムは国の重要文化財明治丸と百周年記念資料館ならびに第1・第2観測台で構成されています。

【明治丸】
 明治7年灯台巡廻船として英国で建造された汽帆船です。明治9年、明治天皇は、奥羽・北海道地方巡幸の際に青森から函館経由横浜への海路に座乗されました。「海の日」(現在は7月第3月曜日)は、明治天皇の横浜ご帰着の日(7月20日)を記念して制定されました。また、我が国の小笠原諸島領有確定に活躍する等、近代日本史にその輝かしい足跡を残しています。明治29年には東京海洋大学の前身である商船学校の係留練習船となり、50余年にわたり教育訓練の場として活用されました。
 昭和53年、現存する唯一の鉄船で我が国造船技術史上の貴重な遺産として国の重要文化財として指定されました。現在は保存修理工事を行っていますが、平成27年3月には工事が完了する予定です。

明治丸


【百周年記念資料館】
 百周年記念資料館は、東京海洋大学の前身の一つである東京商船大学が百周年を迎えたことを記念して昭和51年に建築されました。1階は船を動かすための機械・模型、2階は船の航海に必要な機器・装置などを展示しています。

 

            百周年記念資料館                   三段膨張蒸気往復動機関

【第1観測台・第2観測台】
 1903年(明治36年)6月に建設され、航海天文学の教育・研究用に使用されました。輸入煉瓦を用いた八角形の建物は貴重なものとして、日本建築学会からは保存すべき建物として指定をうけました。また、平成9年には有形登録文化財に指定されています。

 

           第1観測台                          第2観測台


百周年記念資料館についてはこちらへ




at 16時23分

2014年05月13日

今月の逸品vol.31 館山市立博物館分館の「房総半島の漁撈用具、万祝」



「今月の逸品」第30回は館山市立博物館分館の「房総半島の漁撈用具、万祝」です。

三方を海に囲まれた千葉県は、太平洋を流れる黒潮の影響を受け、海からさまざまな自然の恵みを受けてきました。
千葉県の海岸部は、九十九里から外房地域にかけての太平洋に面する海岸と、東京湾に面した海岸とからなり、海岸地形も変化に富んでいます。各地域では、地形や海況に応じて貝採漁・採藻漁、網漁、釣り漁、突きん棒漁、捕鯨など多種多様の漁法が行われ、往古より海に携わる人々の生活が繰り広げられてきました。
館山市立博物館分館では、平成21年4月に千葉県から移譲を受けた旧千葉県立安房博物館が収集してきた、房総半島各地の海と生活に関わる資料を展示しています。
これらには各種の漁具類をはじめとし、漁具の製作・補修用具、交易・運搬用具、習俗・信仰関係資料などがあり、いずれも房総半島の伝統的な漁撈(ぎょろう)技術、および海に関わる人々の暮らしを知る上で大変貴重な資料です。
館山市立博物館分館が収蔵する漁撈資料のうち、「房総半島の漁撈用具」2,144点が国指定の重要有形民俗文化財、「房総半島の万祝及び製作関連資料」1,403点が千葉県有形民俗文化財に指定されています。



房総半島の漁撈用具


万祝(まいわい)
万祝は、大漁などの祝いの席で船主や網元から配られた晴れ着で、神社仏閣を参拝するとき、一同が揃って着たものでした。イワシ漁の豊漁を契機に江戸時代後期に房総半島で発生したといわれ、静岡県から青森県にかけての太平洋沿岸に広がっています。
背模様には船主の家紋(かもん)や家印(いえじるし)などが配され、裾模様には漁の様子や縁起の良い絵柄が鮮やかな色彩で描かれています。同じ絵柄を大量に染める必要から、主に型紙を使って製作しました。
万祝の「万」は、数量としての万ということではなく、千漁・万漁といった膨大な水揚げ量をもたらす大漁、大数(たいすう)としての万という意味が込められています。万祝にはほかに「間祝」、「前祝」、「真祝」、「舞祝」、「摩祝」などの表記もあります。漁師たちの様々な想いや願いが文字に込められているといえます。



万祝


“渚の駅”たてやま(館山市立博物館分館)の情報はこちら




at 10時36分

2014年04月09日

今月の逸品vol.30南島原市口之津歴史民俗資料館の「旧長崎税関口之津支署庁舎」


「今月の逸品」第30回は南島原市口之津歴史民俗資料館の「旧長崎税関口之津支署庁舎」です。

 口之津の歴史は「天然の良港」をキーワードに推移し、発展してきました。この古くからの港町には、大変な賑わいを見せた時代が3度もありました。
 第1の賑わいは、450年前、南蛮船(ポルトガル船)の来航に始まりました。南蛮船の来航とともにキリスト教が伝わり、この地を治めていたキリシタン大名の有馬氏が積極的にキリスト教の布教と南蛮貿易を進めたため、有馬の地には南蛮文化が花開き、華やかな時代が訪れました。
 第2の賑わいは、明治期、三井が口之津港を中継して、三池炭鉱の石炭を海外へ輸出した時代です。多くの三井社船や外国船が出入りし、通りには多くの商家が軒をつらねました。明治30年代には、口之津港の輸出高が一時長崎港を上回るほどでした。
 第3の賑わいは、質量ともに「日本一の船員の町」として栄えた時代です。明治42年の三池築港完成に伴って衰退した口之津に対し、三井は代償策として口之津の男性を積極的に船員として雇用しました。特に外洋航路の船員が増加し、昭和40年代には、船員世帯が口之津町全世帯の5割を超えることもあり、生活の基盤となりました。
「旧長崎税関口之津支署庁舎」は、この第2の賑わいを示す資料の1つであり、県有形文化財に指定されています。明治32年に新築移転した口之津町唯一の明治洋風建物で、現在は歴史民俗資料館として活用しています。

 船員さんが長い航海の合間に作ったボトルシップです。このほかにも、船員さん達が集めた世界各国のお土産品がたくさん展示されています。

★口之津歴史民俗資料館・海の資料館のご案内★
「口之津歴史民俗資料館・海の資料館」では、古くから海とのかかわりが深い港町である口之津の3度の賑わいを示す資料を含め、貴重な資料を多数展示しています。


南島原市口之津歴史民俗資料館の情報はこちら





at 13時08分

2014年03月18日

今月の逸品vol.29長崎県新上五島町鯨賓館ミュージアムの「セミ鯨のヒゲ板を使った応接セット」



「今月の逸品」第29回は、長崎県新上五島町鯨賓館ミュージアムの「セミ鯨のヒゲ板を使った応接セット」です。


昭和6年 、本町出身の原萬一郎氏は当時東洋一と言われた東洋捕鯨株式会社の3代目社長に就任しました。
原萬一郎氏は沿岸捕鯨で捕れる鯨の減少から母船式遠洋捕鯨に着目し、昭和9年南氷洋で試験的に初めて捕鯨を行いました。
この応接セットは南氷洋捕鯨が盛んに行われた頃に作られたもので、藤を巻いているように見える部分がすべて鯨のヒゲ板を加工したもので出来ています。ヒゲ板をテーブルや椅子の周囲すべてにまいており、世界でもめずらしい大変貴重なものとなっています。



崎県新上五島町鯨賓館ミュージアムの情報はこちらへ




at 14時50分

2014年02月05日

今月の逸品vol.28博多港ベイサイドミュージアムの「コンテナクレーン体験ブース」


「今月の逸品」第28回は、博多港ベイサイドミュージアムの「コンテナクレーン体験ブース」です。


博多港ベイサイドミュージアムは,博多港のシンボル,博多ポートタワーの真下にあるミュージアム。
ここでは,子供から大人まで,博多港の役割や歴史について,パネルや模型などで楽しく学ぶことができます。なかでもオススメなのが,「コンテナクレーン体験ブース」。
モニターを見ながら,まるで自分でコンテナを吊り上げているような気分になれると好評です。
港や高速道路でよく見かけるコンテナ貨物ですが,どうやって船から揚げ積みされているかは意外と知らない人も多いかもしれません。ぜひ体験してみてください。

【博多港ベイサイドミュージアム】


【コンテナクレーン体験ブース(「ポートくん」が体験中)】

※「ポートくん」・・・博多ポートタワーをモチーフにした博多港のマスコットキャラクター。活動状況は,公式facebookで。


ミュージアムの後は,そのまま博多ポートタワーへ。
レトロな外観を持つこのタワーは,長らく福岡の街を見守ってきました。1964年に竣工し,今年で50周年になります。
設計したのは,「塔博士」とも呼ばれた内藤多仲氏。氏が設計した,名古屋テレビ塔,通天閣,別府タワー,さっぽろテレビ塔,東京タワーとともに,「タワー六兄弟」の1つに数えられます。
歴史的な建造物であるこのタワー自体が,福岡の「逸品」と言えるかもしれません。
地上70mにある展望室からは,博多湾や福岡の街を360度の大パノラマで望むことができ,オススメです。




        【博多ポートタワー】

博多ポートタワー,博多港ベイサイドミュージアムともに,年中無休で入場無料です。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。

博多港ポートタワー・ベイサイドミュージアムの情報はこちらへ


at 15時35分

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